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白犬
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しろ
ふりがな文庫
“
白犬
(
しろ
)” の例文
「何と言ふ色氣のない顏をするんだ。縁先で遊んで居た
白犬
(
しろ
)
が逃出したぢやないか、
手前
(
てめえ
)
に喰ひ付かれると思つたんだらう」
銭形平次捕物控:047 どんど焼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そのそばにおなじみの
白犬
(
しろ
)
が頭を地につけて眼を閉じて眠っている。郵便集配人がズックの
行嚢
(
こうのう
)
をかついではいって来る。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
「何という色気のない顔をするんだ。縁先で遊んでいた
白犬
(
しろ
)
が逃出したじゃないか、
手前
(
てめえ
)
に喰い付かれると思ったんだろう」
銭形平次捕物控:047 どんど焼き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
刄物——が死骸の側に
轉
(
ころ
)
がつて居れば、すぐ自殺とわかつてしまひますから、よく馴れた
白犬
(
しろ
)
の
紐
(
ひも
)
を變へ、自分の首筋を斬つた苦しい中から
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「犬がくわえて行ったんでしょう、
白犬
(
しろ
)
と来た日にゃ、そりゃ、大変な悪戯だから」
銭形平次捕物控:246 万両分限
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「犬がくはへて行つたんでせう、
白犬
(
しろ
)
と來た日にや、それや、大變な惡戯だから」
銭形平次捕物控:246 万両分限
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
神田明神下のケチな長屋、町名をはっきり申上げると、神田お台所町、もう少し詳しくいえば
鰻
(
うなぎ
)
の神田川の近所、後ろは共同井戸があって、ドブ板は少し腐って、路地には
白犬
(
しろ
)
が寝そべっている。
随筆銭形平次:13 平次身の上話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それに入口には酒屋の
白犬
(
しろ
)
が聽耳を立てて寢そべつて居りますよ」
銭形平次捕物控:204 美女罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「私もそれに氣が附いて居りました、今朝早く若旦那の死んでゐるのを見附けたときから、此通りでございます、ことに、犬小屋に居た筈の
白犬
(
しろ
)
が、
綱
(
つな
)
を切つて飛出し、血だらけになつて居りました」
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
犬
常用漢字
小1
部首:⽝
4画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々