白塔はくたふ)” の例文
たたかひは見じと目とづる白塔はくたふに西日しぐれぬ人死ぬゆふべ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
霧かかり冷たきものとなりにけり船も山なる白塔はくたふのごと
春霞む白塔はくたふならししらしらと我が見る方に今ぞ見えつつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
仰ぎ見てさむざむとある白塔はくたふの薄日なるなり巣くふ鵲
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
白塔はくたふの仏たち猶飛べるあり手を合はすありみづかたの