癸卯きぼう)” の例文
ウイルレム第一世は安永元年壬辰じんしんに生れ、文化十二年乙亥いつがいに王位に封ぜられ、天保十一年庚子こうし今王に位を譲り、同十四年癸卯きぼうしゅっす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
天保十四年癸卯きぼう五月四日大沼枕山は岡本黄石おかもとこうせきに招かれて湯島ゆしまの松琴楼に飲んだ。黄石名は迪、字は吉甫、通称を半介という。井伊掃部頭直亮いいかもんのかみなおあきの家に仕えた老臣で、詩を星巌に学んでいた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
天保十四年癸卯きぼう 夏、村田清風毛利侯をたすけて、羽賀台の大調練をもよおす。水戸烈公驕慢につのれりとのとがこうむり、幽蟄ゆうちつせしめらる。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
暦数千八百四十四年二月十五日(天保十四年癸卯きぼう十二月二十七日に当る)
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)