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癇癪声
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かんしゃくごえ
ふりがな文庫
“
癇癪声
(
かんしゃくごえ
)” の例文
蘭子はいささか面くらって、だまって突っ立っていると、たちまちわがままお嬢さんの
癇癪声
(
かんしゃくごえ
)
が響きわたった。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「早く早く、早くしないと出っちまいますよ」改札がたまらなくなって
癇癪声
(
かんしゃくごえ
)
をふり立てた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
揚句
(
あげく
)
の果に誰かが「
髪
(
あたま
)
へ触っちゃ
厭
(
いや
)
だっていうのに。」と
癇癪声
(
かんしゃくごえ
)
を張り上げるが口喧嘩にならぬ先に窓下を通る
蜜豆屋
(
みつまめや
)
の呼び声に
紛
(
まぎ
)
らされて、一人が立って
慌
(
あわ
)
ただしく呼止める
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「うるさいよ!」だしぬけに子供は
癇癪声
(
かんしゃくごえ
)
を張り上げて叫んだ。しかも、今もなおなにかしら待ち受けているかのように、その場を動こうともせずに、またもや恨めしげに眼を光らせた。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
癇
漢検1級
部首:⽧
17画
癪
漢検1級
部首:⽧
21画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“癇癪”で始まる語句
癇癪
癇癪持
癇癪玉
癇癪筋
癇癪事
癇癪交
癇癪紛
癇癪面