“癇癪紛”の読み方と例文
読み方割合
かんしゃくまぎれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無人ぶにんで失礼。さあ、どうぞ、と先方さき編上靴あみあげぐつで手間が取れる。主税は気早に靴を脱いで、癇癪紛かんしゃくまぎれに、突然二階へ懸上る。段の下のひらきの蔭から、そりゃこそ旦那様。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)