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疵瑕
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しか
ふりがな文庫
“
疵瑕
(
しか
)” の例文
つまりは普通の人間をただありのままの姿に
描
(
えが
)
くのであるから、道徳に関する方面の行為も
疵瑕
(
しか
)
交出するということは
免
(
まぬ
)
かれない。
文芸と道徳
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
名作中こゝかしこに稍〻過ぎたりと見ゆる節あるをば、その作者の一時の出來心と
看做
(
みな
)
して、
恕
(
ゆる
)
すこともあるべけれど、その
疵瑕
(
しか
)
は遂に疵瑕たることを免るべからず。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
己れの
疵瑕
(
しか
)
を感ずるに余りに鋭敏な作者は、丁度神経過敏家が
卯
(
う
)
の毛で突いたほどの負傷でも血を見ると直ぐ気絶するように、自分の作が意に満たないと
坐
(
い
)
ても
起
(
た
)
ってもいられなかったらしい。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“疵瑕”の意味
《名詞》
欠点。過失。瑕疵。
不幸。不運。
(出典:Wiktionary)
疵
漢検1級
部首:⽧
10画
瑕
漢検1級
部首:⽟
13画
“疵”で始まる語句
疵
疵口
疵痕
疵物
疵所
疵付
疵等
疵病
疵傷
疵処