“画額”の読み方と例文
旧字:畫額
読み方割合
ゑがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マドンナの画額(ゑがく)の上の輪飾になつてゐるのは玉葱である。懸時計の下に掛けてあるのは、腮(あご)を貫(ぬ)き通した二十匹ばかりの鯡(にしん)で、腹が銅色(あかがねいろ)に光つてゐる。
白い蚊帳(かや)のついた寝台(ねだい)と籐編(とうあみ)の椅子と鏡台と洗面器の外には何もない質素な一室である。壁には画額(ゑがく)もなく、窓には木綿更紗(もめんさらさ)の窓掛(まどかけ)が下げてあるばかり。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)