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申松
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さるまつ
ふりがな文庫
“
申松
(
さるまつ
)” の例文
それが鎮まると教師が児童出席簿を読上げる声。——『淵沢長之助、木下勘次、木下佐五郎、
四戸佐太
(
しのへさた
)
、佐々木
申松
(
さるまつ
)
………。』
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
申松
(
さるまつ
)
親分は、朝田屋の伜の門太郎を縛つて
俎橋
(
まないたばし
)
の番所に引揚げて行きましたよ。其處にウロウロして居たんださうで」
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「あの男は
下手人
(
げしゆにん
)
ぢやあるめえ。
亥刻
(
よつ
)
半から
子刻
(
こゝのつ
)
まで俺の家の格子の外で話をして居たと
申松
(
さるまつ
)
親分に教へて來るが宜い」
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「門太郎の繩を解いてやりましたよ。すると
申松
(
さるまつ
)
は、此男でなきや、下男の猪之吉に違ひない、猪之吉を縛つても、文句はあるまいな——と馬鹿念を押して居りましたよ」
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その次は大川に臨んだ漁師
申松
(
さるまつ
)
の家で、狹い庭に商賣道具の投網などを干してありますが、當の申松は陽が高いといふに薄暗い家の中に
垂込
(
たれこ
)
んで、膝つ小僧の中に首を突込み
銭形平次捕物控:262 綾の鼓
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「逃げも隱れもしませんよ、新し橋の袂で右や左とやつて居る、物貰ひの
申松
(
さるまつ
)
」
銭形平次捕物控:254 茶汲み四人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
漁師の
申松
(
さるまつ
)
が住んで居て、中の一軒は空家だ、その空家にはお化けが出るといふ噂があつて、この一年借り手が無い、——昔々、一人者の婆さんが、
臍繰
(
へそくり
)
を五貫六百ばかり殘して死んだ相だから
銭形平次捕物控:262 綾の鼓
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
申
常用漢字
小3
部首:⽥
5画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“申”で始まる語句
申
申上
申訳
申刻
申出
申分
申立
申候
申込
申付