“申松”の読み方と例文
読み方割合
さるまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが鎮まると教師が児童出席簿を読上げる声。——『淵沢長之助、木下勘次、木下佐五郎、四戸佐太しのへさた、佐々木申松さるまつ………。』
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
申松さるまつ親分は、朝田屋の伜の門太郎を縛つて俎橋まないたばしの番所に引揚げて行きましたよ。其處にウロウロして居たんださうで」
「あの男は下手人げしゆにんぢやあるめえ。亥刻よつ半から子刻こゝのつまで俺の家の格子の外で話をして居たと申松さるまつ親分に教へて來るが宜い」