“環飾”の読み方と例文
読み方割合
わかざり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
憂ひの林これをめぐりて環飾わかざりとなり、さながら悲しみの濠の林に於ける如くなりき、こゝに我等ふちいと近き處に足をとゞめぬ 一〇—一二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
これにあたりたるものは、いろどりたる旗、桂の枝の環飾わかざり檸檬リモネの實の皮などを懸けたる小車に乘りうつりぬ。その旗のをかしく風にひるがへるさま、衣の紐などの如く見えき。
袁氏はまた懐から碧玉へきぎょく環飾わかざりを出して老僧の前へ置いて
碧玉の環飾 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)