もてあそび)” の例文
その頃イイダの君はとをばかりなりしが、あはれがりて物とらせつ。もてあそびの笛ありしを与へて、『これ吹いて見よ、』といへど、欠唇なればえふくまず。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)