玩弄品おもちや)” の例文
たゞ狡猾ずるさるだけは、こうして毎日まいにちなん仕事しごともなく、ごろごろとなまけてゐても、それでおなかかさないでゆかれるので、暢氣のんきかほをして、人間にんげんの子どもらの玩弄品おもちやになつて
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
尻振りざまのをかしさよ、そのペタル縮まりて玩弄品おもちやのごとく
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いたづらに玩弄品おもちやの如き劇場の壁薄あかく
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)