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玉網
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たま
ふりがな文庫
“
玉網
(
たま
)” の例文
後にして之を想へば、よし真に自ら釣りしとするも、
彼
(
か
)
の時携へし骨無し竿にて、しかも
玉網
(
たま
)
も無く、之を
挙
(
あ
)
げんことは易きに非ず。
釣好隠居の懺悔
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
船頭已に
玉網
(
たま
)
を手にして起ち、『
急
(
せ
)
いではいけません、十分で弱りきるまで痿やして。』と言いつつ例の如く、直ちに水押の上に俯して、半身殆ど船外に出し、
左手
(
ゆんで
)
を伸べて
大利根の大物釣
(新字新仮名)
/
石井研堂
(著)
この
衆
(
おお
)
き釣師、見物人の外に、一種異りたる者の奔走するを見る。
長柄
(
ながえ
)
の
玉網
(
たま
)
を手にし、釣り上ぐる者を見る
毎
(
ごと
)
に、即ち馳せて其の人に近寄り、
抄
(
すく
)
ひて手伝ふを仕事とする、
奇特者
(
きとくしゃ
)
? なり。
東京市騒擾中の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
玉網
(
たま
)
を擬し、暗流を見つめて、浮かば
抄
(
すく
)
わんと相待つ。
大利根の大物釣
(新字新仮名)
/
石井研堂
(著)
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
網
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
“玉”で始まる語句
玉
玉蜀黍
玉葱
玉鬘
玉章
玉菜
玉璽
玉藻
玉簾
玉垣