“玄庵”の読み方と例文
読み方割合
げんあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
命じておくと、右門は伝六とたもとを分かって、ただちにお牢屋づきの官医、玄庵げんあん先生のお組屋敷へたち向かいました。
そこで町内の本道(内科医)の玄庵げんあんさんに訊いてみますと、そのお医者の申すには、私もそれは不思議に思っているが、確かな証拠がないことを、差出がましく申出でて
通称ははじめ玄庵げんあんといったが、家督の年の十一月十五日に四世道陸と改めた。儒学は柴野栗山しばのりつざん、医術は依田松純よだしょうじゅんの門人で、著述には『容安室文稿ようあんしつぶんこう』、『定所詩集』、『定所雑録』等がある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)