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物言
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ものいひ
ふりがな文庫
“
物言
(
ものいひ
)” の例文
婆さんの前では小娘の様に
嬉
(
うれ
)
し
相
(
さう
)
な
顔附
(
かほつき
)
をして
物言
(
ものいひ
)
も甘えたやうな調子である。そして一日に幾
度
(
ど
)
となく額や手に接吻を交換して居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
よくツケ/\と人を
圧迫
(
おしつ
)
ける様な
物言
(
ものいひ
)
をする癖があつて、多少の学識もあり、村で健が
友人
(
ともだち
)
扱ひをするのは此男の外に無かつた。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
神様のなかにも、
葛城
(
かつらぎ
)
の神のやうに
怖
(
おそろ
)
しく醜い顔をしたのもある位だから、人間や
狗
(
いぬ
)
にみつともないのがあつたからといつて、別段
物言
(
ものいひ
)
の種にはならない。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
今夜の会に
集
(
あつま
)
つた若い詩人は大抵
此
(
この
)
人の崇拝者である。四十五六歳の
筈
(
はず
)
だが三十五六にしか見えない若い男だ。黒い髪を長く垂れて
反
(
そり
)
身に成つて気取つた
物言
(
ものいひ
)
をする。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“物言”で始まる語句
物言ふ術
物言掛長