“物尺”の読み方と例文
読み方割合
ものさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっきからの口ぶりで大抵判っているが、おめえは行く行くその古着屋の店へ坐り込んで、一緒に物尺ものさしをいじくる積りでいるんだろう。
半七捕物帳:08 帯取りの池 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
外科医にも制作的情熱は盛でしてね、先生は忙しいのにわざわざ室へ来て、小さい物尺ものさしを傷の横に当てて持っていて、写真をとらせました。
そして、酒甕と酒甕との間にさしこんであった物尺ものさしをとって上酒の方の甕に突きこみ、中身の分量をはかっていたが
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)