牡馬おうま)” の例文
しかも挑みかかった黒鹿毛がまた、いちだんと不埒ふらちなことには、かしこのあたりも颯爽として、いとも見事な牡馬おうまなのです。
また百濟くだらの國王照古王しようこおう牡馬おうま一疋・牝馬めうま一疋をアチキシに付けてたてまつりました。このアチキシは阿直あち史等ふみひとの祖先です。また大刀と大鏡とを貢りました。
私の胸には種々な記憶が浮びあがって来た。ファラリイスのこま三十四頭、牝馬めうま二百四十頭、牡馬おうままで合せて三百余頭の馬匹ばひつが列をつくって通過したのも、この原へ通う道だった。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)