トップ
>
片門前
>
かたもんぜん
ふりがな文庫
“
片門前
(
かたもんぜん
)” の例文
「提灯屋なら
亥之吉
(
いのきち
)
だろうが、亥之公なら
片門前
(
かたもんぜん
)
から神明金杉、ずっと飛びましては
土器町
(
かわらけちょう
)
、ほい、こいつあいよいよ勘弁ならねえ。」
釘抜藤吉捕物覚書:02 梅雨に咲く花
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
五幕目芝
片門前
(
かたもんぜん
)
魚屋の場はお蔦の兄惣五郎がお蔦の死を歎き、気晴しにとて禁酒を破りて飲みし酒に酒乱となり、磯部の邸に暴れに行くといふ処
明治座評:(明治二十九年四月)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
其の翌晩また芝
神明前
(
しんめいまえ
)
から出火致しまして、芝
片門前
(
かたもんぜん
)
本芝
(
ほんしば
)
残らず焼払って、お浜で鎮火致し、たった二日の間に江戸大半を焼き尽しましたが、これは開けぬ昔のお話で
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
漸々
(
だんだん
)
自分の
行末
(
いくすえ
)
までが気にかかり、こうして東京に出て来たものの、
何日
(
いつ
)
我が
望
(
のぞみ
)
が
成就
(
じょうじゅ
)
して国へ
芽出度
(
めでたく
)
帰れるかなどと、つまらなく悲観に陥って、月を
仰
(
あお
)
ぎながら、
片門前
(
かたもんぜん
)
の
通
(
とおり
)
を通って
死神
(新字新仮名)
/
岡崎雪声
(著)
「やはり同区内で、芝の
片門前
(
かたもんぜん
)
にいるとかいうことでした。」
穴
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
「そうだ。
片門前
(
かたもんぜん
)
に巣を食っていた奴だ」
半七捕物帳:52 妖狐伝
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“片門”で始まる語句
片門