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爬行
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はこう
ふりがな文庫
“
爬行
(
はこう
)” の例文
方々が
頽
(
くず
)
れて、谷底へと揺落してしまう、そうしてその分身が、水陸両棲の
爬行
(
はこう
)
動物のように、岩を蜿ねり、谷に下って、見えなくなる。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
古焼
新焼
(
しんやけ
)
と相
聯繋
(
れんけい
)
して、左右の濃い
蒼翠
(
そうすい
)
の間を
蜿蜒
(
えんえん
)
として
爬行
(
はこう
)
し、さながらそこに
巨巌
(
きょがん
)
の行進曲を奏でている
様
(
よう
)
に見える。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
反逆の魂、執著の業因が創造に
依
(
よ
)
って浄化させられるまでの、その過程における心理の探討に外ならぬものである。たとえば盲目の大虫が思量の暗黒の底に
爬行
(
はこう
)
する姿を見る。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
なるほど上にあげた小動物はいずれも地面の上を
爬行
(
はこう
)
する機会をもっているから、こういう俗説も起こりやすいわけであろうが、この説明は科学的には今のところ全然問題にならない。
自由画稿
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
目下着々米国で準備を進めつつあるということであるし、ブエノスアイレスでは、英亜両国協同で海底潜水
爬行
(
はこう
)
の大探険艇が、同じくこの目的のために、急速建造せられつつあるということだから
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
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露営地の外では、細長い
爬行
(
はこう
)
動物——この谷の主——東俣の川——が、
蜿
(
う
)
ねりながら太古の森林の、腐れ香に
噎
(
むせ
)
んで、どこまで這って行くことであろう。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
“爬行”の意味
《名詞》
爬行(はこう)
爬(は)って行(ゆ)くこと。
《動詞》
爬(は)って行(ゆ)く。
(出典:Wiktionary)
爬
漢検1級
部首:⽖
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“爬”で始まる語句
爬虫類
爬虫
爬
爬虫館
爬着
爬羅
爬蟲
爬虫頚
爬蟲類
爬羅剔抉