熾盛さかん)” の例文
熾盛さかんな青春の時代ときよに逢ひ乍ら、今迄経験であつたことも無ければ翹望のぞんだことも無い世の苦といふものを覚えるやうに成つたか、と考へると
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
致されたり斯て天一坊の威光ゐくわう熾盛さかんに下に/\と呼りつゝ芝八山の旅館りよくわんを指て歸りける此時大岡越前守には八山の方を睨付にらみつけうんと計り氣絶せしかば公用人をはじめ家來等驚いて打寄氣付藥を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それから長野へ行き斯の飯山へ来る迄の元気の熾盛さかんであつたことなぞを話した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『あゝ、信毎に出て居た。肺病だといふけれど、熾盛さかんな元気の人だねえ。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)