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焼栗
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やきぐり
ふりがな文庫
“
焼栗
(
やきぐり
)” の例文
旧字:
燒栗
「ああ、竹童さんにも、おれが
土産
(
みやげ
)
を持ってきたぜ、きょうは
焼栗
(
やきぐり
)
だ、ふたりで仲よく食べようじゃないか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
時とすると、
洒落
(
しゃ
)
れた気持になって、冬は
焼栗
(
やきぐり
)
や夏は一つかみの桜実などを、レーネットへもって来た。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
ハンチングを横っちょにかむり、何か
腹掛
(
はらが
)
けのようなものを胸に当てたアイスクリーム屋のイタリー人が、いつか
焼栗
(
やきぐり
)
売りに
変
(
かわ
)
っている。とある
街角
(
まちかど
)
などでばたばたと火を
煽
(
あお
)
ぎながら
巴里の秋
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
四時やゝ
廻
(
まわ
)
ると、妻が
茶
(
ちゃ
)
を
点
(
い
)
れ、鶴子が
焼栗
(
やきぐり
)
を持て入って来た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
雲霧の仁三ともあろうものが、
焼栗
(
やきぐり
)
におどろかされて飛び上がるなどは、近ごろの大出来だと、かれも共に、自分で自分を囃したいような苦笑にくすぐられました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
栗
漢検準1級
部首:⽊
10画
“焼栗”で始まる語句
焼栗屋