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無残々々
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むざむざ
ふりがな文庫
“
無残々々
(
むざむざ
)” の例文
無残々々
(
むざむざ
)
と人に話すには、惜いような
昨夕
(
ゆうべ
)
であったが、
寧
(
いっ
)
そ長田に話して了って、岡嫉きの気持を
和
(
やわら
)
がした方が可い。と私は即座に決心して
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
一本
(
ひともと
)
の
淋
(
さび
)
しきにもあれ
千本八千本
(
ちもとやちもと
)
の
賑
(
にぎわ
)
しきにもあれ、自然のままに
生茂
(
おいしげ
)
ッてこそ見所の有ろう者を、それをこの辺の菊のようにこう
無残々々
(
むざむざ
)
と作られては、興も
明日
(
あす
)
も覚めるてや。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
将来有為の男児をば
無残々々
(
むざむざ
)
浮世の風に
晒
(
さら
)
し、なお一片
可憐
(
かれん
)
なりとの
情
(
こころ
)
も浮ばず、ようよう尋ね寄りたる子を追い返すとは、何たる
邪慳
(
じゃけん
)
非道
(
ひどう
)
の鬼ぞやと、妾は同情の念
已
(
や
)
みがたく
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
々
3画
々
3画
“無残”で始まる語句
無残
無残絵
無残無残