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為込
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しこ
ふりがな文庫
“
為込
(
しこ
)” の例文
一体源之助という役者は上方で
為込
(
しこ
)
んで来た芸を
演
(
や
)
ると非常によく、また正確である。であるから大阪で源之助がもう少し
揉
(
も
)
まれて来ればよかったと思う。
役者の一生
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
考えれば考えるほど、大変な事になっちまっているわ。何から何まで、わたしはお前さんの通りに
為込
(
しこ
)
まれてしまっているわ。癖まで同じようにされているわ。なんの事はない。
一人舞台
(新字新仮名)
/
アウグスト・ストリンドベリ
(著)
奢
(
おごり
)
を極めた食事で、随分時間が長く掛かつた。己達の食卓に就いたのは、周囲の壁に鏡を
為込
(
しこ
)
んだ円形の大広間であつた。給仕は黒ん坊で、黙つて音もさせずに出たり這入つたりする。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
「
己
(
おれ
)
はこんなに丈夫だから、どうもお前よりは長く生きていそうだ。それだから今の内に、こうして陸を
為込
(
しこ
)
んで置いて、お前に先へ死なれた時、この子を女房代りにするつもりだ。」
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“為”で始まる語句
為
為事
為方
為替
為人
為様
為体
為合
為来
為業