火計かけい)” の例文
なに、攻め上るに、火を放っては、山上の伽藍がらんを焼くおそれがあるから、火計かけいは用いたくないと申すのかッ。……ば、ばかなことを。いくさとはどんなものか、なんのためにするか。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秋を歌う湖島ことう河童かっぱに、百舟ことごとく火計かけいつこと
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)