トップ
>
漕出
>
こぎい
ふりがな文庫
“
漕出
(
こぎい
)” の例文
巨勢はぬぎたる
夏外套
(
なつがいとう
)
を少女に
被
(
き
)
せて
小舟
(
おぶね
)
に乗らせ、われは
櫂
(
かい
)
取りて
漕出
(
こぎい
)
でぬ。雨は歇みたれど、天なほ曇りたるに、暮色は早く岸のあなたに来ぬ。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
暮れゆくそらに心細くなりしわれは、はやかへらむといへど、聴かずして
漕出
(
こぎい
)
で、岸辺に添ひてゆくほどに、人げ遠き
葦間
(
あしま
)
に
来
(
きた
)
りしが、男は舟をそこに
停
(
と
)
めつ。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
漕
漢検準1級
部首:⽔
14画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“漕”で始まる語句
漕
漕付
漕手
漕寄
漕刑場
漕入
漕艇
漕刑
漕戻
漕々