もとづ)” の例文
余技は別として小説と詩とはワガマヽな心の起らぬ限り心から流れ出す儘なれば出来得る限り「真実」にもとづいて書き続ける決心です。
〔編輯余話〕 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「人生と舞踏」といふ観念にもとづいて春また春を迎へて行つたならば何んなにか朗らかな生を愉しみ得ることであらう、すゝめよう/\! と思ひました。
舞踏学校見物 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
私はある程度までの自分の芸術的良心にもとづいて書いて居ります、その中から私の云はうとしてゐるところを見出していたゞき度いのです。必ず「真」といふ文字が発見されると信じてゐます。
〔編輯余話〕 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)