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湯釜
ふりがな文庫
“湯釜”の読み方と例文
読み方
割合
ゆがま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆがま
(逆引き)
そして、上り湯を思い切りよく浴びる。藤三は
湯釜
(
ゆがま
)
の上に
胡坐
(
あぐら
)
を
掻
(
か
)
いては居ない。彼は流し場に出て来て、せかせかと忙がしそうに働く。
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
切炉
(
きりろ
)
で手がすべって
湯釜
(
ゆがま
)
を転覆させたとき、ちょうどあやが火箸を取ろうとしていて、その右手の先へ熱湯がもろにかぶってしまったのだ。叫び声をあげたのは脇にいた母のたえであった。
十八条乙
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
番頭の藤三は
湯釜
(
ゆがま
)
の上に
胡坐
(
あぐら
)
を
掻
(
か
)
き、裸の胸に両腕を組んで漠然とした眼を流し場に向けて居たが、ぎょっとした様に表情を硬くし、眼をしばたたくと
片唾
(
かたず
)
を呑んだ。
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
湯釜(ゆがま)の例文をもっと
(3作品)
見る
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
釜
常用漢字
中学
部首:⾦
10画
“湯”で始まる語句
湯
湯槽
湯気
湯呑
湯女
湯屋
湯治
湯殿
湯沸
湯浴
“湯釜”のふりがなが多い著者
富田常雄
山本周五郎