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湯掻
ふりがな文庫
“湯掻”の読み方と例文
読み方
割合
ゆが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆが
(逆引き)
「相變らずお前は氣樂だなア、——地藏樣が毎朝暖められて居たんだ。焚火でなきア、
湯掻
(
ゆが
)
いたに極つて居るぢやないか」
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いま帰ったよ。……さぞ心細かったであろう。
嬰児
(
やや
)
はあれきり眼をさまさなかったか。……待て待て、さっそく、
葛粉
(
くずこ
)
を
湯掻
(
ゆが
)
いてやるからの」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なにしろ、家内の
母乳
(
ちち
)
が出ませんので、
乳児
(
ちのみ
)
には、
葛
(
くず
)
、米の粉などを
湯掻
(
ゆが
)
いては、飲ませておりますが、今夕、この辺りの
散所街
(
さんじょまち
)
は、どこもかしこも、えらい騒ぎでございましてな」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
湯掻(ゆが)の例文をもっと
(3作品)
見る
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
“湯”で始まる語句
湯
湯槽
湯気
湯呑
湯女
湯屋
湯治
湯殿
湯沸
湯浴
“湯掻”のふりがなが多い著者
吉川英治
野村胡堂