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温柔
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おとなし
ふりがな文庫
“
温柔
(
おとなし
)” の例文
私は
斯
(
か
)
う云ふお転婆、米ちやんは
彼
(
あ
)
の通りの
温柔
(
おとなし
)
やでせう、ですけども、
何
(
ど
)
うしたわけか
能
(
よ
)
く気が合ひましてネ、
始終
(
しじゆう
)
往来
(
ゆきき
)
して
姉妹
(
きやうだい
)
の様にして居たんですよ、あゝ云ふことになる晩まで
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
今まで友達と思っていた鼻が、生前の
温柔
(
おとなし
)
さにも似ず余りに無法な方言をするのに驚かされて、巻き添いを喰いはしまいかという極度の恐怖から、かように正気を失ったものと察せられました。
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
皆な
新橋辺
(
しんばしあたり
)
のぢやありませんか——
婦人
(
をんな
)
は
矢張
(
やつぱ
)
り日本風の
温柔
(
おとなし
)
いのが
可
(
い
)
いなんて申してネ、自分が以前
盛
(
さかん
)
に西洋風を
唱
(
とな
)
へたことなど忘れて仕舞つて私にまで
斯様
(
こんな
)
丸髷
(
まるまげ
)
など
結
(
ゆ
)
はせるんですもの
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
柔
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“温柔”で始まる語句
温柔境
温柔郷
温柔姒媚