)” の例文
西の簇々むら/\とした人家を崖の上に仰いで、船を着けた、満島からこゝまで九里の間を、三時間半。
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
深谷の怖ろしい姿が見られるのであるから、その距離だけを、別に船を仕立て、西のから鹿島までは、毎日客船が出るさうであるから、それに乗り換へることにしたのである。
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
私は時又から満島みつしままで、八里の間を、この荷船に便乗し、満島から西のまで、九里の間は、村落蕭条として、荷船さへ通はないだけ、それだけ、天竜川が怒吼激越の高調をして
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)