“減殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げんさい88.9%
げんさつ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして演劇的になることは、踊りの特殊な表現能力を減殺げんさいすることになるからである。音楽に近い踊りにはその自身の象徴的な表現法がある。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
その反抗の精神を減殺げんさいしたるものなれば、封建社会の主権者は、この三者に向って、深く謝する所なかるべからず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
改宗はその人々の勝手次第なるも、かかる改宗を余儀なくせしめたる官公吏の罪冥々裡めいめいりにはなはだ重し。合祀はかくのごとく敬神の念を減殺げんさつす。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)