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清癯
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せいく
ふりがな文庫
“
清癯
(
せいく
)” の例文
竹越君曰く、透谷と月下に語れば
清癯
(
せいく
)
飄渺
(
へうべう
)
として神仙の如し、亦俗界の人に非るを覚ふ。蘇峰氏予に
謂
(
い
)
つて曰く、透谷は銀匙なり君に至つては
乃
(
すなは
)
ち鉄瓶のみ。
北村透谷君
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
一日
昧爽
(
まいそう
)
、
櫛沐
(
しつもく
)
ニ
方
(
あた
)
リ、打門ノ声甚ダ急ナルヲ聞キ、楼欄ニ
憑
(
よ
)
ツテ
之
(
これ
)
ヲ観ルニ、客アリ。
清癯
(
せいく
)
鶴ノ如シ。戸ニ当リテ立ツ。スミヤカニ
倒屣
(
とうし
)
シテ之ヲ迎フ。既ニシテ門ニ入リ名刺ヲ出ダス。
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
段の上にすッくと立って、名家の彫像のごとく、目まじろきもしないで、一
場
(
じょう
)
の光景を見詰めていた黒き
衣
(
きぬ
)
、白き
面
(
おもて
)
、
清癯
(
せいく
)
鶴に似たる判事は、
衝
(
つ
)
と下りて、ずッと寄って、お米の
枕頭
(
まくらもと
)
に座を占めた。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“清癯”の意味
《名詞》
ほっそりと痩せていて清らかに美しいこと。
(出典:Wiktionary)
清
常用漢字
小4
部首:⽔
11画
癯
部首:⽧
23画
“清癯”で始まる語句
清癯鶴