清清せいせい)” の例文
そんなところに近い※クトル・マツセまちの下宿住居ずまゐが、東京にも見られない程静かな清清せいせいしたところだとは自分も来る迄は想像しなかつたのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それに、木に登っていると、気が清清せいせいして地上にいるよりも、何ともいえない特別な高いような、自由で偉くなったような気がするのであった。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)