深部しんぶ)” の例文
多少たしょう再度さいど内省ないせい分析ぶんせきとはあっても、たしかにこのとおりその時心象しんしょうの中にあらわれたものである。ゆえにそれは、どんなに馬鹿ばかげていても、難解なんかいでもかならず心の深部しんぶにおいて万人ばんにん共通きょうつうである。
「その代り、病気を深部しんぶに追いこんだことになるかも知れんね。」
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)