トップ
>
消圧
>
けお
ふりがな文庫
“
消圧
(
けお
)” の例文
ゴウという凄じい音の時には、それに
消圧
(
けお
)
されて聞えぬが、スウという溜息のような音になると、其が
判然
(
はっきり
)
と手に取るように聞える。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
競立
(
きそいた
)
った馬の
蹄
(
ひづめ
)
の音、サーベルの響、がやがやという話声に
嗄声
(
しゃがれごえ
)
は
消圧
(
けお
)
されて——やれやれ聞えぬと見える。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
その爺は不毛の荒地をたけり狂う風の音にとかく
消圧
(
けお
)
されがちな声で、一同の者に聖降誕祭の歌を唄ってやっていた。それは彼が少年時代の極く古い歌であった。一同の者は時々声を和して歌った。
クリスマス・カロル
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
消
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
圧
常用漢字
小5
部首:⼟
5画
“消”で始まる語句
消
消息
消魂
消化
消炭
消耗
消失
消防夫
消光
消滅