“海気”の読み方と例文
読み方割合
かいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葦垣へだて秋風ぞ吹く 式根の湯海気かいき封じておのづから浦島の子の心地こそすれ 秋風が岩湯を吹けど他国者窺ふほどは海女あま驚かず 硫黄の香立てゝ湯の涌き青潮の入りて岩間に渦巻を
晶子鑑賞 (新字旧仮名) / 平野万里(著)
海気かいきで体がしっとりしてきたから、もう部屋へ入りたいと申しますので——」
妖影 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
お米の囲われている寮のあり所が、海気かいきと松風に恵まれている地に相違ない。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)