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流々
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りゅうりゅう
ふりがな文庫
“
流々
(
りゅうりゅう
)” の例文
「
細工
(
さいく
)
は
流々
(
りゅうりゅう
)
、
仕上
(
しあげ
)
を
御覧
(
ごらん
)
」というが、
物件
(
ぶっけん
)
ならば、できた仕事で用にたつが、人間はそうはいかぬ。
細工
(
さいく
)
する間の心持ちが
大切
(
たいせつ
)
である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
天然
(
てんねん
)
の
細工
(
さいく
)
は
流々
(
りゅうりゅう
)
、まことに
巧妙
(
こうみょう
)
というべきではないか。こうなると他家結婚ができ、したがって強力な種子が生じ、
子孫繁殖
(
しそんはんしょく
)
には最も有利である。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
「細工は
流々
(
りゅうりゅう
)
の積りです。恐らくこゝ数日中に渋谷が手を引いて私が直接先方へ乗り込むことになりましょう」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
老人は細工は
流々
(
りゅうりゅう
)
といったような自信のある顔をして、またぽつぽつ仕事を初め出します。
幕末維新懐古談:41 蘆の葉のおもちゃのはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「細工は
流々
(
りゅうりゅう
)
仕上げをごろうじろ、とんだ『大工調べ』だが、大丈夫ですよ、これでもし一、浅草の寄席からお
銭
(
あし
)
のとどくのが遅れてもいまいって
演
(
や
)
る一席ですぐお宝が頂けますから」
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
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そうして広東の三水県へ来て、その狂言中に幽霊が出たといい、またその幽霊が墓のありかを教えたといい、
細工
(
さいく
)
は
流々
(
りゅうりゅう
)
、この狂言は大当りに当って、予想以上の好結果を得たというわけだ。
女侠伝
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「兄貴、細工は
流々
(
りゅうりゅう
)
、この通りだ」
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
々
3画
“流々”で始まる語句
流々転住
流々転相