“泥淖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でいたく33.3%
どろ33.3%
ぬかるみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は天上から泥淖でいたくの中につき落された傷いた獣か何かのやうだつた。私は唯喘いだ。唯もがいた。
心の階段 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
泥淖どろの所へ行き当ったから試みに杖を突っ込んで見ると大分深そうです。こりゃこの中に溺れては堪らんとなるべく距離の狭い所を択んで渡り掛けました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
我駒の行くところは、古かなもの、古畫をひさ露肆ほしみせの間にて、目も當てられずけがれたる泥淖ぬかるみうちにぞありける。