泣々なくな)” の例文
流して只今御尋ねに付思ひ出し候てもなげかはしきは私し事其前夜より病氣にて立起も自由ならずして當朝たうてう弟十兵衞出立しゆつたつの見送りも致さずひとり立せしゆゑ闇々やみ/\と人手に掛り相果候事殘念今に忘れ申さず候と泣々なくなく申立ければ越前守殿是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)