沮授そじゅ)” の例文
また沮授そじゅ郭図かくと、高覧、張郃ちょうごう于瓊うけいなどという家臣も、みな天下に知られた名士である。どうして、彼の陣容を軽々と評価されようか
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、もっともだ。……だいたい、沮授そじゅがよくない。沮授がわしを惑わせたため、こんなことになったのだ。賢人、ゆるし給え」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沮授そじゅ田豊でんほうなどという忠良の臣を失って、そのことばが時折、悔いの底に思い出されていたところなので、袁紹もこんどは
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
袁紹えんしょうの臣沮授そじゅは、主君袁紹に諫言かんげんして、かえって彼の怒りをかい、軍の監獄に投じられていたが、その夜、獄中に独坐して星を見ているうちに
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大将郭図は、日ごろから沮授そじゅと仲が悪いので、彼こそ自分の説を支持するだろうと思ったからである。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奮武ふんぶ将軍に封じて、ていよく、自身が藩政を執り、もっぱら人気取りの政治を布いて、田豊でんほう沮授そじゅ逢紀ほうきなどという自己の腹心を、それぞれ重要な地位へつかせたので
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、察して、袁尚へ献言し、まずげきを武安の尹楷いんかいに送って、毛城もうじょうに兵を籠め、兵糧をよび寄せ、また沮授そじゅの子の沮鵠そこうという者を大将として、邯鄲かんたんの野に大布陣をしいた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田豊でんほう沮授そじゅ許収きょしゅう顔良がんりょう
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)