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氷菓
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アイスクリーム
ふりがな文庫
“
氷菓
(
アイスクリーム
)” の例文
其後私は、誰も彼等に
氷菓
(
アイスクリーム
)
や
菓子
(
ケーキ
)
を渡さぬのに気がつき、一人の日本人に手つだって貰って、彼等にそれ等をはこんでやった。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
するとベンジンの臭いのするよれよれの燕尾服に身を固めた父親のピョートル・レオンチイッチが寄って来て、桃色の
氷菓
(
アイスクリーム
)
の皿を差し出した。
頸の上のアンナ
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
私は
氷菓
(
アイスクリーム
)
を一片舌にのせた。その途端、澄み渡った七月の夜を貫いて、私は何を聞いたろう! 私は、極めて明瞭に男の声を鼓膜から頭脳へききとった。
三鞭酒
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
そして、流血が腫起した周囲を塗って火山型に盛り上り凝結している所は、宛ら
桜実
(
さくらんぼう
)
を載せた
氷菓
(
アイスクリーム
)
そっくりであるが、それ以外には外傷は勿論血痕一つない。
後光殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
川岸
(
かし
)
に上つて、橋袂の氷
店
(
みせ
)
で、しきりに辭退する娘を強ひて
氷菓
(
アイスクリーム
)
を喰べ、わざと時間を消して宿に歸つた。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
▼ もっと見る
毎年
(
まいとし
)
夏の初めに、多くの焼芋屋が
俄然
(
がぜん
)
として氷水屋に変化するとき、第一番に
馳
(
か
)
けつけて、汗も出ないのに、
氷菓
(
アイスクリーム
)
を食うものは誠太郎である。氷菓がないときには、氷水で我慢する。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
毎年
(
まいとし
)
夏
(
なつ
)
の初めに、多くの
焼芋
(
やきいも
)
屋が俄然として
氷水
(
こほりみづ
)
屋に変化するとき、第一番に馳けつけて、汗も出ないのに、
氷菓
(
アイスクリーム
)
を
食
(
く
)
ふものは誠太郎である。
氷菓
(
アイスクリーム
)
がないときには、
氷水
(
こほりみづ
)
で我慢する。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“氷菓”の意味
《名詞》
(context、sweets) 液体の物を氷らせた菓子。氷菓子。
(出典:Wiktionary)
氷
常用漢字
小3
部首:⽔
5画
菓
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
“氷菓”で始まる語句
氷菓子