水陰みずかげ)” の例文
ただ、山中を流れている水陰みずかげにながくなびくようにして群生しているすげという実際の光景、特に、「水陰」という語に心をかれて私はこの歌を選んだ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
夜来やらいの雨に、は、加茂の小石小石の水陰みずかげから、東山のいただきまで、いちどに春をちみなぎらした。いま。