トップ
>
水練場
>
すいれんば
ふりがな文庫
“
水練場
(
すいれんば
)” の例文
私は
毎年
(
まいねん
)
の暑中休暇を東京に送り馴れたその頃の事を回想して今に愉快でならぬのは七月八月の
両月
(
ふたつき
)
を
大川端
(
おおかわばた
)
の
水練場
(
すいれんば
)
に送った事である。
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その夏始めて
両国
(
りょうごく
)
の
水練場
(
すいれんば
)
へ通いだしたので、今度は繁華の
下町
(
したまち
)
と
大川筋
(
おおかわすじ
)
との光景に
一方
(
ひとかた
)
ならぬ
興
(
きょう
)
を催すこととなった。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その頃、
両国
(
りょうごく
)
の
川下
(
かわしも
)
には
葭簀張
(
よしずばり
)
の
水練場
(
すいれんば
)
が四、五軒も並んでいて、夕方近くには
柳橋
(
やなぎばし
)
あたりの芸者が泳ぎに来たくらいで、かなり
賑
(
にぎや
)
かなものであった。
向島
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
丁度来かかる川端には、
水練場
(
すいれんば
)
の板小屋が取払われて、柳の
木蔭
(
こかげ
)
に人が
釣
(
つり
)
をしている。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
練
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“水練”で始まる語句
水練