“両月”の読み方と例文
読み方割合
ふたつき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は毎年まいねんの暑中休暇を東京に送り馴れたその頃の事を回想して今に愉快でならぬのは七月八月の両月ふたつき大川端おおかわばた水練場すいれんばに送った事である。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「七八両月ふたつきは休んで九月には何かにぎやかにやりたいと思っております。何か面白い趣向はございますまいか」「さよう」と主人が気のない返事をする。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)