水皺みじわ)” の例文
細かな水皺みじわの立ち渡つた沼の面はたゞ冷やかに輝いて、水の深さ淺さを見ることも出來ぬ。漸く心のせきたつたころ、ぐつと絲が引かれた。
みなかみ紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
本栖もとすうみかがよふ見れば水皺みじわ立ち霧ながれをり流るとなしに
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
鴨居りてあかるき山かげの沼のさなかに水皺みじわ寄る見ゆ
みなかみ紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
春早き田の面の水皺みじわ風吹けば流るるがごとく動きつつ見ゆ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
春早き田の面の水皺みじわ風吹けば流るるがごとく動きつつ見ゆ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
本栖湖もとすこくしふるうみ、霧ふかく、水皺みじわ幽かに、青木立神さ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)