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水滴
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しずく
ふりがな文庫
“
水滴
(
しずく
)” の例文
静子はぜいぜい苦しい
呼吸遣
(
いきづか
)
いをしながら、顔や髪に、細かい
水滴
(
しずく
)
の垂れて来るのをうるさがる力もないほど、体が弱っていた。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
窮屈な坑道の荒い岩の肌から
水滴
(
しずく
)
がしたゝり落ちている。市三は、刀で斬られるように頸すじを脅かされつゝ奥へ進んだ。彼は親爺に代って運搬夫になった。
土鼠と落盤
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
二人の間にプープーと湯気を吹いているアルミの
大薬鑵
(
おおやかん
)
や、外の雪をチラチラと透かしながら一面に
水滴
(
しずく
)
をしたたらしている
硝子
(
ガラス
)
窓は、二人が長い間話し込んでいる事を証明していた。
復讐
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「白い着物からぽたぽた
水滴
(
しずく
)
が落ちてたい。」
早耳三次捕物聞書:04 海へ帰る女
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
市三は、岩の破れ目から
水滴
(
しずく
)
が雨だれのようにしたゝっているところを全力で通りぬけた。
土鼠と落盤
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
滴
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶