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残酷
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むご
ふりがな文庫
“
残酷
(
むご
)” の例文
旧字:
殘酷
終夜夫アレサンドロ氏によって
残酷
(
むご
)
たらしき責め折檻に遭わされたらしく、額部より顔面へかけて三カ所の
摺
(
す
)
り
疵
(
きず
)
があった。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
けれども
残酷
(
むご
)
たらしく
摧
(
くだ
)
かれたその花と茎の
憐
(
あわ
)
れな姿を見るや否や、彼はすぐまた一種の
果敢
(
はか
)
ない気分に打ち勝たれた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ええッ。このような
残酷
(
むご
)
い事をば誰がした……誰がした……タ……タッタ一人の大切な娘をば……祝言の日を前にして……ええッ。誰がした。誰がした。誰がした事かいなあッ……」
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
責め抜いた
残酷
(
むご
)
たらしさ——沈黙を守ろうと思い立つように成った心の
悶
(
もだ
)
え——
狂
(
きちがい
)
じみた
真似
(
まね
)
——同窓の学友にすら話しもせずにあるその日までの心の戦を自分の目上の人達がどうして知ろう
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あの朝早よう、イの一番に見て置いたが、
残酷
(
むご
)
い事をしたもんじゃなあ。胴中から右と左の二段にタッタ一討ちの腕の冴えようは、当節の黒田様の御家中でも珍しかろう。そればっかりじゃない。
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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責め抜いた
残酷
(
むご
)
たらしさ——沈黙を守ろうと思い立つように成った心の
悶
(
もだ
)
え——
狂
(
きちがい
)
じみた
真似
(
まね
)
——同窓の学友にすら話しもせずにあるその日までの心の戦いを自分の目上の人達がどうして知ろう
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
残酷
(
むご
)
いようだが、この方が伯爵にとっても
幸福
(
しあわせ
)
だろう」
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
“残酷”の解説
残酷
(出典:Wikipedia)
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
酷
常用漢字
中学
部首:⾣
14画
“残酷”で始まる語句
残酷篇