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残夢
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ざんむ
ふりがな文庫
“
残夢
(
ざんむ
)” の例文
或は市中公会等の席にて
旧套
(
きゅうとう
)
の
門閥流
(
もんばつりゅう
)
を通用せしめざるは無論なれども、家に帰れば老人の
口碑
(
こうひ
)
も聞き
細君
(
さいくん
)
の
愚痴
(
ぐち
)
も
喧
(
かまびす
)
しきがために、
残夢
(
ざんむ
)
まさに
醒
(
さ
)
めんとしてまた
間眠
(
かんみん
)
するの状なきにあらず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それよりもさらに有名なのは会津城下の実相寺、第二十三世の
桃林契悟禅師
(
とうりんけいごぜんじ
)
、その号を
残夢
(
ざんむ
)
または秋風道人という者はすなわち海尊だということが、すでに林羅山の『神社考』などにも見えている。
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
現に今日にても士族の
仲間
(
なかま
)
が
私
(
わたくし
)
に集会すれば、その会の席順は
旧
(
もと
)
の禄高または身分に従うというも、他に席順を定むべき
目安
(
めやす
)
なければ
止
(
や
)
むを得ざることなれども、
残夢
(
ざんむ
)
の
未
(
いま
)
だ
醒覚
(
せいかく
)
せざる証拠なり。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“残夢”の意味
《名詞》
見残した夢。
明け方に目が覚め、うとうとしながら見る夢。
(出典:Wiktionary)
“残夢”の解説
残夢(ざんむ、生年不詳 - 天正4年3月29日(1576年4月27日)?)は、日本の僧侶。諡は桃林契悟禅師。『会津風土記』によると、天正4年3月29日(1576年4月27日)に入寂した後に、文禄年間に越後国で商人に目撃されたり、保科正之が駿河国の三保松原で源平合戦について語り合ったりしているため、正確な没年は不詳。
(出典:Wikipedia)
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
夢
常用漢字
小5
部首:⼣
13画
“残夢”で始まる語句
残夢中