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死絵
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しにえ
ふりがな文庫
“
死絵
(
しにえ
)” の例文
その
後
(
うしろ
)
には二枚折の
屏風
(
びょうぶ
)
に、今は
大方
(
おおかた
)
故人となった役者や芸人の改名披露やおさらいの
摺物
(
すりもの
)
を張った中に、
田之助半四郎
(
たのすけはんしろう
)
なぞの
死絵
(
しにえ
)
二、三枚をも
交
(
ま
)
ぜてある。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
法水の眼には、それが
雲母
(
きらら
)
を地にした写楽の大首か、それとも、何かの
死絵
(
しにえ
)
のように見えた。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“死絵”の解説
死絵(しにえ)は、主に歌舞伎歌舞伎役者が死去した際、その訃報と追善を兼ねて版行された浮世絵。
役者の似顔絵に、命日、戒名、墓所、生前の業績、辞世、追善の歌句などが記される。幕末を中心に江戸時代後期から近代にかけて制作された。基本的に死や仏事を表象するモチーフが添えられた死後の姿を表すのが特徴で、美術史や歌舞伎研究のみならず、民俗学や宗教学的にも貴重な資料といえる。
(出典:Wikipedia)
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
“死”で始まる語句
死
死骸
死人
死屍
死際
死霊
死去
死亡
死様
死別