トップ
>
此町
>
ここ
ふりがな文庫
“
此町
(
ここ
)” の例文
今朝早くいつものように
此町
(
ここ
)
を通りかかった三河島の納豆売りの子供が、呼声も眠そうに朝霧の中をこの家の前までくると格子の中から異臭が鼻を衝いた。
釘抜藤吉捕物覚書:01 のの字の刀痕
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
踊りに妙を得し雪といふ
美形
(
びけい
)
、唯今のお座敷にてお米のなります木はと至極あどけなき事は申とも、もとは
此町
(
ここ
)
の
巻帯党
(
まきおびづれ
)
にて花がるたの内職せしものなり
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
金春
(
こんぱる
)
屋敷の
知人
(
しりええ
)
んとこで話が持てましてね、あっしが甚右を連れて
此町
(
ここ
)
を通ったのは四つ過ぎてましたよ。
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
此町
(
ここ
)
まで参りますと、あの女が背後からやにわに組みついて来ましたんで。素町人ではございまするが、気が勝っておりましたんで、なにをっとばかり私も、あの女を
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“此”で始まる語句
此方
此
此処
此家
此奴
此處
此間
此所
此頃
此様